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HP「北陸の私鉄」今日の壁紙

射水市 あいの風とやま鉄道線沿いに咲くオランダカイウ 2024/04/27 撮影
1920 X 1080


今日の列車

呉羽駅−小杉駅間を走る521系金沢行き  2024/04/08 14:05 撮影
Tpc520-7+Mc521-7
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今日のダム湖 総貯水量日本一の徳山ダム湖
          岐阜県揖斐川町徳山

右岸徳之山八徳橋から直下 2010/06/05 撮影
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今日の植物

射水市 万葉線中伏木駅花壇のブルーサルビア 2013/08/07 撮影
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加越線伝承活動を冊子に 砺波・南砺の愛好家団体
故加藤副会長の記録まとめる
https://post.webun.jp/sys/articles/603352/edit?nomenu=true#tabBox-2
2024年5月21日  05:00
 砺波、南砺市の鉄道愛好家らでつくる「加越線資料保存会」は、これまで
の活動をまとめた冊子「あの頃加越線が走っていた〜加越線資料保存会活動
スナップ集〜」を発刊した。2022年に77歳で急逝した副会長、加藤義
昭さん=小矢部市=が撮影した鉄道イベントの記録写真をまとめた。村田伸
夫会長(69)は「加藤さんのおかげで多くの思い出がよみがえってくる。
冊子が加越線を知るきっかけになればいい」と話している。(岸弦太)

 加越線は、小矢部市石動−旧庄川町青島の19.5kmを結んでいた民間鉄
道。1922(大正11)年に全線開通した。砺波地方の通勤通学や物資輸
送に利用されたが、乗用車の普及などで乗客が減少し、全線開通から50年
後の1972(昭和47)年に廃線となった。

 保存会は加越線の歴史を後世に残そうと2012年に設立した。JR城端
線沿線の地区などで、過去の写真などの回顧展や鉄道イベントを開いており、
現在は県内外の10〜70代の16人が所属している。

 加藤さんは設立当初から副会長を担い、自らイベントの様子を写真に収め、
A4判の紙に印刷して大切に保管していた。22年、保存会が設立10周年
を記念して冊子作りを企画した矢先の5月に亡くなった。

会員たちは悲しみを乗り越え、加藤さんが残した写真を2年がかりでまとめ
て冊子を完成させた。158ページで、ジオラマ模型の展示会や講演会など、
135回分のイベントの記録が収められている。100部制作し、図書館な
どに寄贈するほか、26日にはJR砺波駅のコミュニティプラザで、城端線・
氷見線の観光列車「べるもんた」のジオラマ模型などと共に並べる。

 事務局の木本尚志さん(48)は加藤さんについて「ほぼ全ての活動に参
加し、たくさん汗をかいてくれた」としのぶ。村田会長は「多くの人に冊子
を読んでもらい、加越線を知る機会になればいい」と願う。

完成した冊子を手に、活動を振り返る村田会長(左)と木本さん=
JR城端線砺波駅のコミュニティプラザ
記事・画像:北日本新聞から