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今日の植物
射水市 万葉線中伏木駅のサルスベリ 2013/08/07 撮影
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富山地鉄、バス運転手支度金１００万円貸与「想定以上」
問い合わせ４０件、制度期限８月末まで延長
2024年5月20日 05:00
バスの運転手不足に対応するため、富山地方鉄道（富山市桜町）が実施し
ている支度金１００万円を貸与する制度に４０件の問い合わせがあり、３人
が入社試験に進んだことが同社への取材で分かった。想定を超える反響に制
度の期限を８月末まで延長する。１００万円は５年間勤務すれば返済が免除
され、同社は「やりがいと使命感ある仕事」とアピールしている。
（新井翔大）
富山地鉄は慢性的な運転手不足が続き、４月１日時点の人員充足率は８５
％にとどまる。同月の法改正で運転手の残業時間などの規制が強化された影
響で路線バスを減便したほか、５月は修学旅行の利用が多いため高速バスを
中心に６０便を一時運休している。
同社は以前から入社時に支度金３０万円を貸与していたが、４月の法改正
で運転手不足がさらに深刻化することから同月末までの期間限定で支度金を
１００万円に増額することを決定。３月１１日にホームページ上で告知した。
反響は大きく、４月末までに４０件の問い合わせがあり、１７人が会社説
明会に参加した。その後書類選考を経て、２人が５月９日に入社試験に臨み、
１人も近日中に受験する。問い合わせが想定より多いことから、期間を８月
末まで延長することを決めた。
同社富山自動車営業所の宇波真一所長は「運転手は本当に不足している」
と強調。「運転免許のない学生や高齢者の足となり、安全に送り届ける、や
りがいと使命感のある仕事。万全の教習を行うので、未経験でも安心して応
募してほしい」と話した。
ポスターを手に応募を呼びかける宇波所長（右）ら＝富山市牛島本町の
富山地鉄富山自動車営業所
記事・画像：北日本新聞から