1920 X 1080
今日の植物
射水市海王丸パークのペチュニア 2013/06/05 撮影
1920 X 1080
引き手助っ人が伝統つなぐ 南砺の城端曳山祭に
名城大生２５人参加
2024年5月6日 05:00
５月５日の城端曳山祭本祭では、名城大（名古屋市）の男子学生２５人が
引き手を務めた。各町とも祭りの担い手が減る中、地縁も血縁もない学生た
ちが伝統をつないだ。
城端曳山祭では昨年、引き手不足に悩む東上町に、名城大の学生でつくる
「ボランティア協議会」の４人が参加。担い手の不足は各町に共通するため、
今年は城端曳山会館の山下茂樹館長を通じて希望数を募り、全６町で２〜８
人を学生に頼ることになった。
南砺市と同大学務センターが３月に連携協定を結んだことを受け、学内で
広く募集。同協議会の１５人を含む２５人が集まった。
６町で最も多い８人が参加する東上町は、引き手の３分の１を学生が占め
る。区長の高澤賢一さん（５２）は「農作業の時期とも重なり、来てもらわ
ないと確保できない。大活躍で若い力に大変助けられた」と話す。昨年に続
き東上町で引き手を務めた安楽凌真さん（４年）は、強い日差しが照りつけ
る中「祭りの楽しさをまた体験したいと思って参加した。暑いけど楽しい」
と汗を拭った。
同協議会長の小林暖弥（はるや）さん（３年）は、住民から「若い力で盛
り上げて」「来てくれてありがとう」と温かい言葉をかけられたと言い、
「ユネスコにも登録されている歴史ある祭りの一端を担えてうれしい」と話
した。学生の参加には、名城大校友会県支部（吉村正雄支部長）も協力した。
城端曳山祭の東上町で、引き手を担う名城大の学生ら
記事・画像：北日本新聞から
東上町の曳山 国道304号線善徳寺前交差点