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今日の植物
北陸本線越中宮崎駅ホームのヒラドツツジ 2013/05/14 撮影
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地震からの復興願い力強く 高岡御車山祭
2024年4月30日 17:31
金工や漆工、染色などの優れた技術を駆使した山車７基が、優雅な時代絵
巻を繰り広げた。５月１日に高岡市中心部で行われた高岡御車山（みくるま
やま）祭。担い手らは連綿と続く歴史と伝統を示すとともに、能登半島地震
からの復旧復興を願って町を巡行し、市民らに元気と勇気を届けた。
山車が並ぶ通りを行き交う大勢の見物客＝高岡市坂下町
女児が初めて山車に 御馬出町
高岡御車山祭で１日、山町の一つ、御馬出町の町内曳きの山車に女児が乗
た。これまで乗る子どもは慣例的に小学生の男児に限られており、女児が乗
るのは初めてとみられる。
女児は市内の小学６年生。奉曳（ぶえい）が始まる前の町内曳きの際に男
児に交ざり、かみしも姿で山車に乗った。
祭りを運営する高岡御車山保存会では、担い手減少に歯止めをかけること
などを目的に女児参加を容認する意見が上がっていたが、保存会内で賛否が
分かれた。今年の年番代表理事の竹田保存会長は「各山町が判断すべきだ」
との考えを示していた。
御馬出町はこれまでも、あえて性別を参加条件として示すことはなかった
が、「暗黙の了解」として男児のみが乗っていた。今年は性別によって制限
しないことを改めて確認し、子どもを募集した。
関係者によると、女児はこの判断を受けて「６年生で今年が乗れる最後の
年。せっかくなら乗りたい」と参加を希望した。山車の先頭に座り、堂々と
した様子で、時折笑顔も浮かべていた。
竹田保存会長は「女児を乗せるかどうかを保存会が許可したり、禁止した
りする立場になく、会として特に何も言うことはない」と話した。
町内を練る前の神事に参加する担い手ら＝高岡市御馬出町
記事・画像：北日本新聞から