2010/06/05 撮影
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今日の植物
高岡市二上山守山城址平和観音像付近の八重桜 2013/05/07 撮影
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「地域に活気」 地元歓迎 南砺平高で生徒全国募集
将来的な定住期待
2024年4月23日 05:00
南砺平高校が２０２５年度の入学者分から生徒を全国募集することが４月
２２日に決まったことを受け、南砺市の関係者や地元からは「地域に活気が
出る」「高校の存続につながる」と歓迎する声が聞かれた。県外の生徒を受
け入れている他県の高校では、生徒が大学卒業後に高校のある自治体に戻っ
て起業するケースもあり、「将来的な定住につながってほしい」と期待する
声もあった。
南砺平高校は五輪選手を輩出したスキー部や、全国高校総合文化祭で最優
秀賞を３度受賞した郷土芸能部など、特色ある部活動に取り組む。
同校学校運営協議会長で、教員時代に両部の顧問を務めた井渕信雄さん
（６５）＝南砺市小来栖・平＝は「世界遺産の合掌造り集落や全国に誇る民
謡を守り継ぐには、学校は欠かせない。地域の子どもが減る中、県外から来
てもらうしかない」と力を込める。
高校時代に両部を兼部した同校後援会長の安達孝彦県議は「小規模校なが
ら全国にＰＲできる取り組みを進めてきた。全国募集は富山県の教育にとっ
ても大きな一歩だ」と話す。
現在、全校生徒６４人のうち、自宅から通えない２９人は寮生活を送り、
土、日曜は県内の自宅で過ごす。県外の生徒は頻繁には帰省できないため、
週末を過ごす下宿先（ホストファミリー）の確保が課題となっていた。
地元では下宿先として３軒が受け入れ協力に手を挙げた。平地域づくり協議
会長の南田実さん（７３）＝同市高草嶺・平＝は「若い人が来れば活気が出
る。地域に溶け込めるよう精いっぱいサポートしたい」と話す。
定員割れが続く中、田中幹夫市長は「県にスピード感を持って取り組んで
もらい感謝する」とし、将来的な定住にも期待を寄せた。市長は、県外生徒
の身元引受人となる予定で、全国の高校から選んでもらえるよう、できるだ
け早く情報発信する考えを示した。
北野幹昌校長は「本校の教育活動や部活動といった魅力が県内や全国に伝
わってほしい」と語った。
全国高校スキー大会開会前のステージで、こきりこを披露する南砺平高校
郷土芸能部の部員＝２月７日、じょうはな座
記事・画像：北日本新聞から
南砺平高校 画像：富山県から