2024/04/22
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HP「北陸の私鉄」今日の壁紙
小矢部川福吉橋から南砺市役所と河川敷の桜 2024/04/06 撮影
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今日の列車
富山地方鉄道本線寺田に到着する17480系電鉄富山行き
Mc17481+Mc17482 2022/03/16 撮影
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今日のダム湖
岐阜県揖斐川町東横山にある国土交通省横山ダム湖 国道417号線から
2010/06/05 撮影
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今日の植物
高岡市二上山守山城址平和観音像付近の八重桜 2013/05/07 撮影
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ダム計画受け入れ表明 熊本・川辺川、予定地の五木村長
2024年4月22日 05:00
国が熊本県の川辺川に計画している国内最大の流水型ダムを巡り、水没予
定地を抱える同県五木村は4月21日、村民説明会を開き、木下丈二村長が
「流水型ダムを前提とした村づくりに向けて新たなスタートラインに立つべ
だ」と述べ、計画を容認する考えを初めて表明した。構想から半世紀以上を
経た巨大ダムの着工へ一歩進んだ格好だが、反発する村民もいた。
会場となった五木東小体育館には、村民約140人が集まった。木下氏は
「この判断はゴールではなく新たなスタート。村を守り、全力で振興に取り
組む」と強調した。
国、県と昨年5月に合意した100億円規模の財政支援を伴う同村振興策
に関連し、木下氏は「村は人口減少が進んでおり、国、県の支援が必要不可
欠。村の要望に対して最大限の回答をいただいた」と評価した。
国が昨年11月に公表した、ダムの環境影響評価(アセスメント)の準備
書に相当する「準備レポート」については「環境に極限まで配慮したものだ」
と指摘。「環境影響や村振興に対する国、県の支援の方向性などを総合的に
踏まえて、判断した」と説明した。
一方、村民からは「ダムを前提としない振興策は考えないのか」「住民同
士で話し合う場をつくってほしい」との反対論も出た。「村の振興をしてい
く上で、ダムがあると無いとでは雲泥の差。(ダムがなければ)小さな村で
は予算的にできないこともたくさんある」と容認する見解もあった。
木下氏は説明会後、取材に「皆さまの理解をいただけた。課題はオープン
にしながら、村の振興を進めたい」と話した。
川辺川ダム建設に伴う水没予定地周辺。集落は高台の代替地(右)に
移転した=16日、熊本県五木村(共同通信社ヘリから)
記事・画像:北日本新聞から
流水型ダムについて 国土交通省
流水型ダムは洪水調節専用のダムで、ダムの持つ様々な機能のうち洪水調
節機能に特化した目的で建設される常時水を貯める必要のないダムの一形態
です。
ダムはその目的や地質等の自然条件に応じて、機能や形態が異なります。
稲作が発達わが国 、狭 池 満濃池といった土石を材料とした「ため池」が
多く築造されてきました。
近代土木技術の発展により、ダムの大型化が可能となり、都市基盤を支え
る飲料水、工業用水の確保や水力発電等、複数の目的を効率的に一つのダム
で達成する多目的ダム(貯留型ダム)の建設が主流となりました。
近年、洪水調節専用目的のダムが計画されることに伴い、常時水を貯める
必要のないダム(流水型ダム)の実績も見られるようになってきました。
記事・画像:国土交通省から