2010/06/05 撮影
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高岡市二上山平和の鐘付近の八重桜 2013/05/07 撮影
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富山地鉄、高速バス６０便を一時運休 ５月、中学校の
修学旅行を優先
2024年4月19日 05:00
富山市内の中学校の修学旅行に伴うバス需要に対応するため、富山地方鉄
道（富山市）は５月、高速バス５路線の計６０便を一時運休する。慢性的な
運転手不足が背景にあり、同社は「修学旅行の予約を優先した結果、定期便
にまで運転手を回せなかった」と説明し、理解を求めている。（新井翔大）
一時運休するのは５月１０日から１７日までで、富山−名古屋線２６便、
富山−東京線１６便、富山−新潟線１２便など。予約済みだった約２０人に
対しては同社が個別に連絡し、手数料なしで料金を払い戻す対応を取った。
同社によると、今年の修学旅行の予約は約２年前に受け付けていたが、そ
の後運転手不足が深刻化。修学旅行の貸し切りバスの運転手を確保すると、
高速バスに回す運転手が足りないため、各路線を共同運行する他社に代行を
依頼するなどぎりぎりまで調整したものの、不足分を補い切れず、運休を余
儀なくされた。
林裕一自動車部副部長（５３）は修学旅行について「子どもたちの大切な
旅行であり、私たちにとって特別な仕事。『バスが手配できないから』とい
う理由で中止させるわけにはいかない」と説明する。
富山市教育委員会によると、各中学校の修学旅行は新型コロナウイルス禍
で自粛などとなったが、現在は復活。今年は市立全２５校が予定し、このう
ち２４校が５月に集中する。大型連休明けが多く、バスを利用して広島県や
京都府を訪れる旅程などが組まれている。
運転手不足に悩む同社は一部の路線バスや高速バスを減便しながら運行を
続けてきた。４月１日時点の人員の充足率は約８５％に落ち込み、同月から
転手の残業規制を強化する「２０２４年問題」に直面する中、人員の確保は
さらに難しくなると予想される。
林副部長は「人員不足は急速に改善するものではなく、しばらくは厳しい
状況が続く」とした上で「お客さまに影響が出ないよう、今後もできる限り
の調整を続けたい」と話している。
記事：北日本新聞から
富山地鉄高速バス名古屋線 富山駅南口高速バス乗り場
バス運転手に社員派遣 三菱ふそうバス製造（富山）
人手不足の顧客へ
2024年4月16日 05:00
三菱ふそうトラック・バス（川崎市）と子会社の三菱ふそうバス製造（富
山市婦中町道場）は、バス運転手の派遣事業に乗り出す。観光業や運輸業な
どは、残業の規制強化や高齢化によるドライバー不足が課題になっており、
社員を運転手として送ることで支援する。藤岡佳一郎社長らが４月１５日、
三菱ふそうトラック・バス本社で説明した。
大型観光バスの登録台数は、コロナ禍からの回復傾向が鮮明になっている。
２０２１年はコロナ禍前（２０１９年）の９３％減まで落ち込んだが、５類
に移行した２０２３年は６７％減と減少幅が縮小。今年は２７％減を見込み、
早期に２０１９年の水準まで戻すことを目標とする。
一方、販売先から深刻なドライバー不足の声が上がっている。三菱ふそう
バス製造にはバスの運転免許を持つ社員が多いことから、ニーズのある事業
者に運転手として派遣する。開始時期や確保する人数、組織設置などは今後
詰める。
藤岡社長は「人材派遣の許可を受ける必要があり、手続きに半年ぐらいは
かかると思っている」と述べた。会長でもある三菱ふそうトラック・バスの
高羅克人バス事業本部長は「最初はトライアルから始めたい。顧客の助けに
なればいい」と話した。
コロナ後の傾向として、少人数による豪華な観光が増え、高級感のある貸
し切りバスの需要が増えているという。２０３９年には全ての生産車を電気
自動車に切り替える方針も示した。
記事：北日本新聞から
富山地鉄高速バス名古屋線 三菱ふそうトラック・バス製