2024/04/07  11:35   更新時天気  晴れ 気温  21.7℃

庭に咲く花
 今日、咲いているのは沈丁花、木瓜、ヒトリシズカ、花韮、ラッパスイセ
ン。山椒の葉も今度、タケノコ飯を作るときに使えそう。

ヒトリシズカ


花韮


ラッパスイセン
 

山椒の葉 バックの赤は木瓜


HP「北陸の私鉄」今日の壁紙

福井駅に到着する特急「しらさぎ10号」名古屋行き 2023/08/19 撮影
1920 X 1080


今日の列車

富山地方鉄道本線越中三郷−越中荏原間を走る14760系電鉄富山行き
Mc14771+Mc14772 2019/10/23 撮影
1920 X 1080


今日のダム湖

南砺市臼中にある富山県営臼中ダム湖 上流部左岸林道西島線から
2010/05/31 撮影
1920 X 1080


今日の植物

高岡市スポーツコアのハナミズキ 2013/05/05 撮影
1920 X 1080


富山県内、ホタルイカ豊漁に明と暗 
消費者「安くて歓迎」、漁業者「値崩れ心配」

2024年4月7日  05:00
 富山湾の春の味覚、ホタルイカが豊漁となっている。県のまとめでは3月
の県内の漁獲量(暫定値)は千トンを超え、過去10年で最も多い。昨年は
記録的不漁で、今年は能登半島地震の影響も懸念されたが、スーパーでは手
頃な価格で県産が並び、消費者にとってはありがたい状況だ。一方、漁業者
は豊漁による値崩れを心配している。(藤木優里)

 富山湾のホタルイカ漁は3月1日に解禁された。県水産研究所(滑川市高
塚)によると、3月の県内の漁獲量(暫定値)は1152トン。過去10年
で最少だった昨年の3月(70トン)の約16倍に上る。

 突出して多いのが射水市の新湊漁港で、478トンと県内の漁獲量の4割
を占めた。同漁港は過去10年の3月は10〜200トン台で推移しており、
今年は大きく上回る。特産としてPRする滑川市の滑川漁港は106トンで、
昨年3月の17トンの6倍以上に増えた。

 豊漁を受け、県内のスーパーは手頃な価格で県産ホタルイカが並ぶ。富山
市中川原のアルビス高原町店では4月5日、新湊漁港産が100グラム当た
り100円を切る価格で売られていた。同店によると、販売価格(100g
当たり)は5日時点で昨年同期の半額以下。担当者は「価格は安く安定して
いる。不漁だった昨年と比べると非常に購入しやすい状況だ」と歓迎する。

 この日、同店で県産を購入した富山市山室の長木真美江さん(68)は
「今年はたくさん取れているので、酢みそあえ、天ぷらなどいろんな調理方
法で楽しみたい」と笑顔を見せた。

 漁業者の心境は複雑だ。新湊漁協の塩谷俊之組合長は、今年は地震による
海中環境の変化で漁獲量の減少を心配していたと言い「湾内に回遊している
ことが分かり、安堵(あんど)している」と話す。ただ、供給過多で浜値は
下がり「一概には言えないが、近年にないほど大幅に下がっている」と語る。

 滑川漁協の関係者も、豊漁を喜びつつ、加工業者が処理できる量を大幅に
超えて取れる日があり、余剰分はほぼ値段が付かないこともあるとこぼす。
「取れ過ぎと言えるぐらいの豊漁。昨年に比べればありがたいが、漁師にと
っては漁獲量以上に漁獲高(売り上げ)が大事」と打ち明ける。

 同研究所は今年の総漁獲量を平年(2014〜23年の平均)の1261
トンを大幅に上回る2238トンと予測する。大場隆史副主幹研究員は「か
なりの勢いで取れているが、その要因については現時点では何とも言えない」
と説明。ホタルイカの群れの大きさや接岸状況などによって漁獲量は大きく
変わるとし「兵庫県など他の産地の情報も収集し、全体的な状況を見ていき
たい」と話している。

スーパーに並ぶ県産ホタルイカを手に取る客  富山市のアルビス高原町店
2024/04/05


記事・画像:北日本新聞から