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HP「北陸の私鉄」今日の壁紙

富山市向新庄町の県道4号線常盤橋から富山地方鉄道本線橋梁
2024/01/05 撮影
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今日の列車

富山市内電車 電鉄富山駅エスタ前に停車中の7022富山駅行き
2017/09/10 撮影
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今日のダム湖

国道158号線堰堤付近から電源開発の鷲ダム湖 2009/10/11 撮影
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今日の植物

新高岡駅のフラワーポットのチューリップ 2015/03/31 撮影
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あいの風とやま鉄道、黒字額減少の可能性 
地震でレールなどの復旧費用発生

2024年2月7日  05:00
 あいの風とやま鉄道は2月6日、富山市の沿線住民らとの意見交換会を県
民会館で開いた。日吉敏幸社長は、能登半島地震の被害を受けた鉄道施設の
復旧費用が発生し、2023年度決算の最終黒字額は見込みより減少する可
能性があると説明した。

 同社が昨年12月に公表した2023年度決算見込みは、開業以来最大と
なる1億12万円の最終黒字となっていた。

 地震によってレールがゆがんだり、電柱が傾いたりするなどの被害が相次
ぎ、復旧費用は概算で7800万円に上る。観光客ら定期外利用者が減り、
運賃収入も減少するという。

 終了後の取材に日吉社長は、復旧費用のうち3千万円ほどが特別損失とし
て2023年度決算に影響する可能性があると説明。運賃収入は1月で2千
万円ほど減る、2、3月に回復する見込みといい「深刻な減り方にはならな
い」と話した。

 意見交換会は利便性向上につなげるために開催。2月22日までに高岡、
射水、滑川、朝日、魚津、小矢部、入善、黒部の8市町でも実施する。

パターンダイヤの県東部導入に意欲
 日吉社長はこの日の意見交換会で、県東部の区間でもパターンダイヤ導入
を検討する考えを示した。

 パターンダイヤは列車が等間隔で発着する。あいの風鉄道では3月16日
以降のダイヤから、富山−高岡駅間で日中の時間帯に30分間隔のパターン
ダイヤを導入する。

 日吉社長は「東方面のパターンダイヤ化も検討したい」と話した。

あいの風鉄道と富山市の自治会関係者らが話し合った意見交換会=県民会館
記事・画像:北日本新聞から