2024/02/07
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HP「北陸の私鉄」今日の壁紙
滑川市堀江の堀江自然ふれあい広場から剱岳と剱御前 2024/01/05
撮影
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今日の列車
富山市内電車 電鉄富山駅エスタ前に到着する7020大学前行き
2017/09/10 撮影
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今日のダム湖
堰堤から電源開発の鷲ダム湖 2009/10/11 撮影
堰堤の住所は福井県大野市鷲(旧和泉村)
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今日の植物
富山市呉羽の姉倉比売神社のツバキ 2015/03/27 撮影
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富富富栽培1万ヘクタールへ拡大 県2028年度目標
コヒカリと同等に
2024年2月6日 05:00
県は5日、富山米の「富富富(ふふふ)」について、2028年度までに
栽培面積を現状の6倍となる1万ヘクタール(生産量5万トン)に増やす目
標を決めた。昨夏の猛暑の影響で、同じ中生(なかて)の主力品種「コシヒ
カリ」の品質が低下したことを受け、暑さに耐性のある富富富をコシと同等
の割合まで高める。富山米の生産の3分の1を占めることになり、コシ偏重
だった県のコメ作りの転換点となる。
富山市の高志会館であった「富富富」戦略推進会議で次期戦略案を示し、
おおむね了承された。生産・販売・PRの方針を盛り込んだ次期戦略は20
24〜28年度の5年間が対象で、2018年の市場デビュー以来3期目。
2023年度の栽培面積は1640ヘクタール(生産量7641トン)で、
富山米全体に占める割合は4.7%に過ぎない。 69.0%を占めるコシから
の切り替えを今後5年間で加速させ、2028年産は1万ヘクタール(同5
万トン)にまで拡大させる。割合はコシを40%程度に引き下げる一方、
富富富は33%程度に高める。早生(わせ)の「てんたかく」や晩生(おく
て)の「てんこもり」と合わせ、高温耐性品種全体では半分以上を目指す。
県は地域特性に応じた生産技術指導や、JAの乾燥調製施設の改修促進、
家庭用の需要を増やすためのPRを強化する。
2023年産の富山米の1等比率(2023年12月末時点)は、コシが
48.0%と過去最低水準なのに対し、 富富富は93.1%と高品質を確保し
ている。新田八朗知事は会議で「これまでよりスピード感を持って富富富の
生産を拡大したい」と述べた。
2024年産の生産者募集には、2023年産比185増の798の経営
体から、同856ヘクタール増の2496ヘクタール(生産量1万2500
トン)分の申請が寄せられ、県は全て登録する。
記事・画像:北日本新聞から