2023/12/25
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HP「北陸の私鉄」今日の壁紙
高岡古城公園鍛冶丸の市立博物館前から本丸のイロハモミジの紅葉
2023/11/22 撮影
1920 X 1080
今日の列車
富山地方鉄道不二越線栄町駅に到着する10030系岩峅寺行き
Mc10035+Mc10036 2019/03/16 撮影
1920 X 1080
今日のダム湖
奈良市北野山町にある水資源機構の布目ダム湖 堰堤天端から
2009/09/24 撮影
1920 X 1080
今日の植物
氷見あいやまガーデンのダリア 2014/06/21 撮影
1920 X 1080
放置の柿をリキュールに 砺波の若鶴酒造
クマ被害軽減も期待
2023年12月23日 05:00
若鶴酒造(富山県砺波市三郎丸)が、収穫されずに木に残された柿の実を
漬け込んだウイスキーベースのリキュールを10月から販売している。実の
有効利用に加え、山から下りてきたクマの餌となることも防げるとし、同社
は「クマの被害軽減につながれば」と期待する。
リキュールに使われているのは、南砺市の山あいで生産される「三社柿
(さんじゃがき)」。実が大きくて渋みが強いが、収穫後に皮をむいて乾燥
させると、しっかりした歯応えと甘みのある干し柿になる。贈答用として人
気だ。
富山干柿出荷組合連合会によると、現在約140軒の農家で年約400万
個の柿を生産しているが、干し柿に加工できる量が決まっているため約10
%が木に残されたり、処分されたりしていた。
同社は新商品の開発を模索する中、生産者との意見交換で大量の柿が廃棄
されていることを知り2020年から収穫されなかった柿を使ったリキュー
ルづくりを始めた。
「柿を使ったリキュールは前例がなく、配合に苦労した」と、製造担当の
村井俊之さん(50)。原料となるグラニュー糖の量の微調整を重ね、蒸留
所を訪れた客にも意見を聞くなどして、約3年で販売にこぎつけた。
商品名は「KAKISKY(カキスキー)」で、柿の甘さを感じることが
でき、若い女性のほか、ウイスキーの一大消費地・台湾から訪れた観光客に
も好評だ。企画マーケティング課の篠田凪沙さん(27)は「寒くなるこれ
からは、お湯割りで楽しむのがおすすめ」と語る。
記事:北日本新聞から
柿の実を漬け込んだリキュール「KAKISKY」
画像:若鶴酒造
干し柿として利用される南砺市特産の三社柿
画像:若鶴酒造