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氷見あいやまガーデンの薔薇 つるバラ 2014/06/21 撮影
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富山市、２０２４年度から市営バスで荷物配達
八尾・大山・山田地域で県内初「貨客混載」
2023年12月9日 05:00
富山市は八尾、大山、山田の３地域で２０２４年度から、市営コミュニテ
ィバスで荷物を運ぶ「貨客混載」を導入する。「物流の２０２４年問題」が
叫ばれる中、運送業者のドライバー不足を解消し、市の収入増や温室効果ガ
ス削減につなげる。北陸信越運輸局富山支局によると、貨客混載を導入する
自治体は県内で初めて。荷物の対象の範囲など詳細を検討している。
貨客混載は、タクシーやバス事業者が宅配便を届けたり、トラック事業者
が人を運んだりする取り組み。２０１７年に国が過疎地に限定して認め、こ
とし６月に対象区域を全国に広げた。
物流業界では、来年４月にトラック運転手の残業上限が短縮され、労働環
境が改善される半面、ドライバー不足で輸送力が低下し、配送遅れや送料高
騰が懸念されている。市は貨客混載で課題の解消を図るとともに、バスの運
賃収入に貨物運送収入も加わることで収益を高められ、温室効果ガスも削減
できることから導入を決めた。
１１月から運送業者と協議しており、運行ルートや料金、具体的な運搬物
を今後決めていく。業者からバスの管理センターなどに持ち込まれた運搬物
各停留所まで届ける。各地域では複数の路線があるが、まずは１路線で輸送
する。
８日の市議会本会議で活力都市創造部が説明した。市は「２０２４年度の
できるだけ早い時期に導入し、将来的には路線も増やしていきたい」として
いる。
富山市が「貨客混載」を検討しているコミュニティバス 富山市八尾地域
記事・画像：北日本新聞から
