2023/11/01   7:00   更新時天気  晴れ 気温  11.7℃

HP「北陸の私鉄」今日の壁紙

岩瀬浜海水浴場から白馬連峰の朝日岳、雪倉岳、旭岳 2023/10/18 撮影
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今日の列車

万葉線・高岡軌道線新吉久駅を発車したMLRV1004高岡駅行き
2020/10/06 撮影
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今日のダム湖

富山県砺波市庄川町小牧の関西電力小牧ダム湖   2009/09/21 撮影
堰堤付近の国道156号線ポケットパークから
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今日の植物

北陸本線加賀笠間駅付近の水田の畔に咲くアヤメ 2014/05/17 撮影
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北陸電力、値上げで黒字転換 9月中間決算
2年ぶり復配 通期を上方修正

2023年11月1日  00:11
 北陸電力が10月31日発表した2023年9月中間連結決算は、4年ぶ
りの増収増益となり、2年ぶりに黒字転換した。前年同期はロシアのウクラ
イナ侵攻などによる燃料価格高騰で利益面はいずれも赤字だったが、今回は
電気料金の値上げや、燃料価格の変動が料金に遅れて反映される「期ずれ差
益」が数字を押し上げ、中間決算としては過去最高益を更新した。「未定」
としていた期末配当も7円50銭とした。復配は2年ぶり。

 本業のもうけを示す営業損益は750億1200万円の黒字(前年同期・
371億8200万円の赤字)、経常損益は700億300万円の黒字(同
377億円の赤字)、最終的なもうけを示す純損益は511億8800万円
の黒字(同381億6900万円の赤字)だった。期ずれ差益は経常利益
ベースで320億円に上った。

 売上高は、前年同期比8.8%増の4079億2100万円だった。総販売
電力量は、夏場の冷房需要などが伸びたものの、暖房需要の減少、新型コロ
ナウイルスの5類移行に伴う外出機会の増加などにより16.2%減の137
億1千万キロワット時だった。

 2024年3月期の通期連結業績予想は、7月の公表時点から総販売電力
量と売上高は変更なしとした一方、営業利益は50%増の450億円、経常
利益は60%増の400億円、純利益は50%増の300億円に上方修正し
た。電力の需給運用の改善や、経費削減などの効果を織り込んだ。

 松田光司社長は31日の記者会見で黒字転換した決算について「電力の安
定供給、財務基盤の回復、新たな成長への投資が可能な利益水準を確保でき
る見通しとなった」と評価した。

決算の内容について説明する松田社長=北電本店


記事・画像:北日本新聞から