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2015年3月17日、北陸新幹線試乗を兼ねてIRいしかわ鉄道 の駅の取材に出かけた。あいの風とやま鉄道はIC乗車券の使用が3 月26日からでIC乗車券改札機にカバーが掛けられているので、そ れ以降に取材することにしている。 小杉駅南口から乗車したが、南口の券売機が調整中でB−POS? 発券機の切符となった。小杉−高岡間は230円だが新高岡までは2 50円で割引となっている。 ![]() 往路利用の乗車券 小杉駅ホームで待っていると、あいの風とやま鉄道開業時唯一のオ リジナルラッピング車クモハ521−8+クハ520−8の443M 泊行きが1番線に到着したので撮影する。乗車したのは542M金沢 行きで車両はクハ521−7+クモハ521−7の2両編成。小杉で 20人ほど下車、この時間の列車としては混んでいる。立っている人 も何人かいるが座席は2、3空いていた。 ![]() クモハ521-8+クハ520-8の泊行き |
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![]() 乗車したクハ520-7+クモハ521-7の金沢行き 高岡駅で城端線に乗り換え、11時5分に到着して11時26分の 発車まで20分時間がある。3番線には445M富山行きクモハ52 1−13+クハ520−13が停車している。 城端行きは2番線から発車で339Dの車両はJR西日本気動車標 準色(朱色)のキハ47−1029+キハ47−138、新高岡駅で大 勢下車する。 ![]() 3番線の445Mと2番線の339D 二塚駅で行き違いして到着した336Dのキハ40−2078+キ ハ47−1015からも大勢下車して同じくらいが乗込んだ。 城端線新高岡駅は無人駅だが、この日は案内のための駅員が配置さ れていた。336Dで2両目のドア開閉ボタンを何度も押している人 がいたが無人駅なので開かない。城端線から新幹線へは、よほど風雨 が強く無ければ濡れずに移動で きる。 |
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![]() 新高岡駅に到着した336D 新幹線の新高岡駅へ行って、とりあえず金沢までの乗車券を購入。 窓口には20人ほど並んでいたので券売機で購入したが操作は結構面 倒だった。自由席専用券売機が必要だと思った。ホームで何本か列車 を撮影する。 「つるぎ708号」はE7系F12編成だったが、京都でトラック が陸橋にぶつかる事故があってサンダーバードが遅れ、接続用「つる ぎ」の富山方面列車は4、5分遅れていた。 「つるぎ713号」に乗る予定にしていたが、撮影しようと思って いた「つるぎ708号」が4分遅れるとのアナウンスで「つるぎ71 3号」を撮影して、後続の「はくたか557号」に変更する。 ![]() 北陸新幹線W7系「つるぎ713号」 新高岡駅 「はくたか557号」の自由席は1車両に10人ほどでガラガラ状 態だった。 金沢までは14分、新幹線はやはり退屈、水平エレベーターのよう なもの、東京へはやはり「かがやき」でと思った。金沢駅でも新幹線 ホームを撮影する。 ![]() 新高岡駅に到着する「はくたか557号」 |
![]() 金沢駅のW6編成とW4編成 北陸本線金沢駅の改札口両側にJRとIRいしかわ鉄道の券売機各 2台ずつ設置されている。機種は同じようだがプログラムが違うよう だ、JRのは以前と同じ様に人数と金額ボタンを押せば買えるがIR いしかわ鉄道の券売機は線名を選択して駅名を選択するようになって いる。 線名はIRいしかわ鉄道線、あいの風とやま鉄道線、七尾線、のと 鉄道線、氷見線、城端線、高山線の7種類、次に駅名を選択して、枚 数を選択する。この券売機で東金沢まで160円の切符を購入し在来 線ホームへ。 ホームの駅名表は新幹線ホームと同じフォントに変更され、東金沢 駅側にIRいしかわ鉄道のマークが西金沢駅側にJRのマークが入っ ている。IRいしかわ鉄道の列車は3〜7番線から発着する。IRい しかわ鉄道の駅に停車しない、あいの風ライナーを除き、28本で、 JR七尾線にも27本の普通列車が運行されており、1時間2本の頻 度が確保されている。 ![]() 新幹線ホーム(上)と在来線ホーム(下)の駅名表 七尾線には、あいの風とやま鉄道に譲渡されなかった413系が投 入されている。七尾線の415系はコイルバネで乗り心地が悪く、ス テップが無く521系より床が高くてホームとの段差が大きい。 413系の約50年使用された台車は新製されたWDT32やWT R69に交換されている。 6番線ホームから13時45分発457M黒部行きに乗車する。黒 部行きなので入線したクモハ521−12+クハ520−12は、あ いの風とやま鉄道の車両、どちらの車両かは中吊り広告で判る。 |
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![]() 6番線に入線する457M黒部行き 僅か4分の乗車で東金沢駅に到着する。駅舎の銘板のJRマークが IRマークに変わっていた。ここはIRいしかわ鉄道の単独駅なので ホームの駅名表にJRマークは無く、青色の帯もJRより薄い色が使 われている。 ホームで暫く撮影していると小杉駅で見たあいの風とやま鉄道のラ ッピング車が泊から戻ってきた。443Mは泊12時12分着で10 分停車後548Mとして折り返す。 山側を在来線より高頻度で新幹線列車が走り抜けていくが、上下線 とも加速中と減速中でスピードは遅い。東金沢駅の券売機はIRいし かわ鉄道仕様だが操作は金沢駅のものと同じだった。 ![]() 駅舎の銘板とホームの駅名表 森本駅は後日に回し津幡まで230円の乗車券を購入する。乗車し た列車は459M富山行きでIRいしかわ鉄道の4両編成、車両はク モハ521-14+クハ520-14+クモハ521-30+クハ520-30。 ![]() IRいしかわ鉄道仕様の券売機 |
![]() 金沢総合車両所沿いを走る あいの風とやま鉄道521系 ![]() 東金沢駅ホームから北陸新幹線 4両だが列車は混んでいた。少し空席がある程度。中吊り広告はI Rいしかわ鉄道の開業を案内するものだった。すぐに森本駅に到着し たが森本−津幡間は駅間距離が長く8分で津幡駅に到着した。 津幡駅はバリアフリー化後初めて訪れたので、跨線橋を中心に撮影。 エレベーターは1・2番ホーム、3・4番ホーム、駅舎前の3基設置 されている。 駅前の駐車場が拡張されている、階下は以前と同じく駐輪場になっ ている、駐車場は30分無料。 ![]() 津幡駅前駐車場 津幡駅では通過した681系6両の「しらさぎ」編成を使った「能 登かがり火5号」和倉温泉行きと413系B5編成の849M七尾行 き、413系B11編成852M金沢行きを撮影する。 津幡駅で小杉駅までの切符890円を券売機で、窓口でIRいしか わ鉄道一日フリーきっぷ、4月4日、5日使用の2枚を購入し た。890円の切符は津幡−倶利伽羅230円、倶利伽羅−小杉660 円と内訳が記入されている。 |
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![]() 津幡駅前駐車場から駅舎 ![]() 津幡駅を通過する681系「能登かがり火5号」 ![]() 津幡駅へ到着する413系B11編成の七尾線852M金沢行き ![]() 今回購入したIRいしかわ鉄道一日フリーきっぷ この日最後に乗ったのは、あいの風とやま鉄道クモハ521−21 +クハ520−21の461M富山行き。金沢から小杉までの1020 円で新幹線利用は1780円、午前中の高岡駅での城端線への接続待 ち時間は平均17.5分となっている。 北陸線3セク鉄道では小杉−金沢間の所要時間は56分。新幹線利 用は小杉−高岡8分、接続待ち18分、高岡−新高岡4分、新幹線接 続待ち30分、新高岡−金沢14分で平均74分最も待ち時間が少な い場合でも56分で普通列車と同じになってしまう。新高岡駅の駐車 場に駐めて利用するくらいなら高速道路で金沢へ行った方が良い。 |
![]() 津幡駅に到着する461M富山行き ![]() 小杉駅に停車中の461M富山行き 高岡市内の人が公共交通で新高岡駅から新幹線を利用する場合、加 越能バスや富山地鉄バス利用となる。こちらは北口から14分、南口 から8分で10分間隔で運行されている、利用は渋滞の影響が少ない 南口からの乗車がお勧め運賃は160円。 新高岡駅が名実ともに高岡市の玄関口となった。加越能バスは、市 内観光地への利便性のため、すべての路線の発着駅を新高岡駅に変更 すべきである。 ![]() 城端線ホームから新幹線新高岡駅 開業時には、すべてのバス路線の発着駅を新高岡駅に変更すべきと 思ったが、1年経過すると高岡駅−新高岡駅のバス利用者は、ほとん どいない。今、思うのはすべてのバス路線を高岡駅発着に戻すべき。 時々、小杉から新高岡行きのバスに乗るが、高岡駅で全員下車し、 高岡駅から乗車する人も見たことがない。 既存の路線を延長したため、10分間隔となっているが乗り場が分 散しているため、10分間隔とは認識されない。社会実験で高岡駅− 新高岡駅のシャトルバスを5〜10分間隔で運行し、途中停車は瑞龍 寺のみとする。バスの車体塗装は一目で判るようにする。例えば、W 7系と同じ塗装にする。 利用者が無ければ1年間で廃止する。新高岡駅の駐車場は何時も満 車で駐められる保証がない。2016年度から有料にすることになっ ているが、改善されるか分からない。 新幹線利用の最も良い手段は家族の送迎、またはタクシーで1日1 往復の「かがやき」が停車する時刻には、南口駅前の道路に送迎の車 が並ぶ。(そもそも新高岡駅へバスで行くニーズは無いと思う) |
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