手取川水系尾添川　吉野谷ダム・尾口第一ダム            　2020/06/25 更新
 
　吉野谷ダムは石川県白山市荒谷(旧尾口村)にある水路式発電所の取水堰で、発電は吉野谷発電所で最大１３３００kW。かつてはクレストゲートを備えたダムで日本の近代土木遺産に指定されていたが老朽化から２００１年に延命工事を受けて現在の姿になっている。取水口付近にローラーゲートが１門あり、両岸から河川維持水が放流されている。上流側に尾口発電所最大出力１８１００kWがあるが、取水堰の尾口第一ダムがゲートレス化延命工事のため休止中だった。
　国道３６０号線に代わって尾口村(現白山市)と白川村を結ぶ白山白川郷ホワイトロードには多くの滝がある。石川県側から順にしりたかの滝、赤石の滝、岩底の滝、かもしかの滝、小親谷の滝、姥ヶ滝、法水の滝、ふくべの大滝がある。この内、姥ヶ滝が日本の滝１００選になっている。
　尾口第一ダム上流側にある北陸電力三ツ又第一発電所最大出力１３０００kWは取水が２系統あり、蛇谷川と丸石谷から取水している。三ツ又とはここで蛇谷川、中ノ川、丸石谷が合流して尾添川となる。グーグルマップでは中ノ川が尾添川と記載されている。国土地理院は中ノ川と表記。
　白山白川郷ホワイトロード沿いの姥ヶ滝下にある中宮温泉混浴露天風呂は脱衣場はなく無料で入れる。日帰り入浴施設の新中宮温泉センターが中宮温泉スキー場にあり入浴時間は１２時〜２０時(平日１２時〜１９時)までで大人３７０円、小学生１００円、幼児５０円。
　国道３６０号線沿いの白山一里野スキー場近くにある、日帰り温泉施設温泉センター天領は入浴時間が１１時〜２０時(平日１１時〜１９時)までで、大人６５０円、小学生〜３才４００円、３才以下無料。