淀川水系芹川　芹川ダム湖                                     　2020/08/05 更新
 
　石芹川ダムは滋賀県犬上郡多賀町一円にある農業用溜池のアースダムで総貯水量、有効貯水量とも１,４２６,０００m³で流入河川はなく、窪地のため周りの山々に降った雨水を溜める。余水は近くを流れる淀川水系の芹川に放流される。
　琵琶湖から淀川が流れ出るため琵琶湖に流れ込む河川はすべて淀川水系となっている。淀川は琵琶湖から流れる瀬田川−宇治川と南丹から流れる桂川と奈良県から流れる木津川が京阪電鉄橋本駅付近で合流して淀川と名称を変える。
　ダム周辺は県立野鳥の森で、ダム湖周囲には３.５kmの探鳥路がありカイツブリ、マガモ、オシドリなどの水鳥やシジュウカラ、キジなど７０種以上が生息している。ダム湖の水もエメラルドグリーで綺麗。北陸地方とは違ってツキノワグマは生息していないということで熟年夫婦が散策に訪れるのを見かける。もちろん「熊出没注意」の看板は見かけなかった。堰堤下流側に５０台規模の駐車場がある。
　現在は害獣避けの高圧線で囲まれている。石川県の七ツ滝もるよけの害獣避けの高圧線で囲まれているが、ここは鍵が掛かっておらず、開けたら必ず閉めて下さいの注意書きがある。２０１７年の記事では芹川ダムも七ツ滝方式で入れるようになっている。
　名神高速道路彦根ＩＣ近く、近江鉄道ひこね芹川駅近くの彦根市西沼波町にある極楽湯彦根店は入浴時間が６時から深夜１時までで、大人８８０円(平日７７０円)、小学生３３０円(平日２８０円)。