小矢部川水系山田川　城端ダム湖                              2020/05/17 更新
 
　富山県南砺市上原にある城端ダムは小矢部川の支流山田川にある富山県が管理する洪水調整、潅漑、流消雪水用ダム。重力式コンクリートダムでダム湖の最大貯水量は３,０００,０００m³、有効貯水量は２,４００,０００m³。非常用洪水吐は自然越流式で少し低い位置に自然越流式の常用洪水吐１門と更に低位に水門付のゲートが１門ある。堰堤下部の低水放流設備から河川維持水が常時放流されている。また桜ヶ池へも城端ダムから地下水路で送られている。発電はダム管理用で３７０kW。
　ダム湖周辺は公園として整備され、堰堤手前に野生フルーツパーク、ダムサイトにエントランスパーク、堰堤を渡った右岸にポケットパーク、ダム湖中流部にダム湖展望台、上流部に親水パークがあり、天端道路を渡って車で周回できる。
　ダム管理所には資料館がありダム建設時の写真が展示され、この規模のダムでは珍しいパンフレットが置かれている。城端ダムの管理は富山県砺波土木センターで行っている。左岸の林道は復旧工事が完了して通行可能になっている。
　城端ダムへ分岐点から県道２９２号線を桜ヶ池方向へ行くとに東海北陸道の城端サービスエリアがあり、一般道側にも駐車場がありサービスエリア内の施設を利用できる。桜ヶ池クアガーデンの入浴時間は６時から２２時までで大人６００円、小学生３００円、未就学児無料。