淀川水系宇治川　天ヶ瀬ダム　鳳凰湖                         　2020/07/08 更新
 
　京都府宇治市槇島町六石にある天ヶ瀬ダムは淀川水系宇治川にある国土交通省近畿地方整備局が管理する洪水調整、水道用水、発電を目的とするアーチ式コンクリートダム。ダム湖は平等院鳳凰堂にちなみ鳳凰湖と命名され、最大貯水量は２６,２８０,０００m³、有効貯水量は２０,０００,０００
m³。洪水吐は非常用クレストゲートが４門、常用鋼製ローラーゲート３門ある。
　堰堤天端は自殺者が多発したため、２００８年１２月から全面立入禁止となっていたが、飛び降り防止柵などを設置して２００９年４月から８時〜１７時までに限り開放されている。ダムサイトは公園になっている。
　発電はダム式の関西電力天ヶ瀬発電所で９２,０００kW、関西電力喜撰山揚水発電所で４６,６０００kW。喜撰山ダムと喜撰山ダムは上流の喜撰山大橋を渡って行けるが開放されていない。天ヶ瀬発電所前に旧志津川発電所の建物が残っている。志津川ダムは天ヶ瀬ダム建設で湖底に沈んだ。醍醐山を源とする志津川は天ヶ瀬ダムより下流側で宇治川に合流しているが、志津川ダムは志津川ではなく宇治川にあった。
　宇治平等院前から堰堤前を経由して大津方面へ抜ける府道３号線はＵターンする場所は無いが喜撰山大橋前でＵターンできる。
　天ヶ瀬ダムから府道３号線−府道１５号線を京滋バイパス宇治東ＩＣ付近の菟道にあるスーパー銭湯奥の湯は、入浴時間は１４時から２２時までで、大人６５０円、小学生２６０円、幼児１００円。(大人６００円、小学生２３０円、幼児８０円。土曜、平日割引料金)。毎週水曜日休館。